X3:AP チュートリアル13 ―セクタートレードとユニバーストレード

TSに全自動交易を行わせる

 交易船(TS)とTrade Command Software Mk3が(それと可能ならJump Driveも)揃えば、全自動交易を始めることができます。
 
 交易船が用意できたら、Mk3を船に移しましょう。
 それから交易船のコマンドコンソールを開き、「Trade」コマンドをクリックすると上の画面が現れるので、下部にある「Start sector trader」を選択します。

 するとユニバースマップが表示されるので、交易をさせたいセクターを指定します。あとは指定したセクターに船が向かい、着いた時点でそのまま自動交易を開始します。
 
 自動交易を始めると、同時にパイロットが船に乗船します。ゲームとしてはAIが全て自動で行うのですが、設定上は商人を雇って彼らに交易を代行してもらっているようですね。

 パイロットにはランク(レベル)が存在し、肩書きと名前の左隣に「(数字)」で表記されています。
 彼らは自動交易を始めたばかりの段階だと見習いのため、指定したセクター内でしか活動できません。しかし、経験を積むことでランクは徐々に上がり、それに伴い交易可能なセクターの範囲も拡がっていきます。 (周囲のセクターも含めて交易させたい場合は、再度指示する必要あり)


雑記20130627

陸奥Terran独り旅。

旅をしていました

 武器弾薬等々の保管場所としてTLが欲しかったのですが、倉庫用にTLを買うのも癪だったのでTerranから頂戴することにしました。
 ArgonとTerranが熾烈な戦いを繰り広げている最前線ではTLを見かけることがないので、奪取するにはTerran領の内地に向かう必要があります。

 Terran領へはArgonのOmicronから続くルートとは別に、Xenon Sectorから連なるルート(いわゆる裏口)があるので、今回は裏口を開拓するためにRangerでOmicronからTerran領の奥深くへと踏み込んでいきました。

 Terranのゲートは外宇宙のネットワークと繋がっていないのでジャンプで侵入できませんが、外宇宙のTerran領ならゲートが繋がっている=一度開拓すれば後でジャンプして帰ってくることができます。


Aldrinに着いた辺りで

 どうも迷子になった臭いので、一度ジャンプして根城に戻ることにしました。 外宇宙へはジャンプできるけど、太陽系へは直接ジャンプできません。

(この点、Terran側でプレイしているユーザーの人は大変よねー、ハハハハ)


(どうして太陽系がジャンプ先に選べるのかなー、ハハハ


ネーチャン「ジャンピン」
ハァ?

先入観コワイ!

 かなり最近まで、Terranの太陽系内へはジャンプできないというTC時代の記憶が先入観として残っていました。なので精々Heretic's Endぐらいまで進んだら、それ以上進むこともありませんでした。十中八九XRMの仕様なのでしょうが、まさか太陽系もジャンプで飛べるとは…。

X3:AP MOD紹介目次

交易に関わるMOD

Commercial Agent(CAG) *お勧め*
 工場やステーション専属の交易船をサポートするMOD。工場経営をするなら必須。
 バニラだと工場で取り扱う生産品やリソースごとに船を割り当てないとならないが、CAGで動く船は状況に応じてリソースの購入/生産品の販売を行ってくれる。更にジャンプドライブも使用してくれる。

Complex Cleaner *お勧め*
 セクター内に大量の工場を建設するとFPSが著しく低下してしまう問題を解決してくれるMOD。
 無数の工場を一つの「箱」に収納するので、工場同士をくっつける際に位置を調整する手間も無いのが便利。

Economy and Supply Trader(EST) *お勧め*
 自動交易を改善してくれる。細かい設定もできる上に、その設定を保存して2隻目3隻目にそのまま流用できるので手間も省ける。
 APバニラのST/UTは襲われても何故か逃亡せず、逃げれば助かる状況でも沈んでしまうため、APでSTやUT船を動かすならコレかMK3 Improvement Reloaded必須。


戦闘に関わるMOD

Anarkis Defense System(ADS)
 艦載機の運用を支援するMOD。
 敵の規模に応じて発進させる艦載機の数を自動で調整したり、プレイヤーの所有する船が危険な状態に陥ると救援に向かったりと、OOSでの空母の運用に重きを置いている。
 同じく艦載機運用の支援を行う「CODEA」も一緒に導入する際は、両者を同じ船に使わないよう注意すること。ADSに割り当てた船にCODEAを用いなければ共存できる(逆の場合も同じ)。


Drone Carrier Software(DCS)
 戦場でDroneをまき散らす、Drone空母が運用できるように。
 現在は、DCSを再調整してコストの概念等を加味したDCS2が公開されている。


Hive Shield
 Hive Shieldを実行した大型艦と、その周囲にいる味方機のシールドリチャージを向上する。
 コマンド実行中の艦は移動できなくなる。


Marine Repairs
 海兵隊を船に乗せていると、船を修理してくれる。
 空母の場合、船だけでなく艦載機も修理してくれる。


MARS Fire Control(MARS) *お勧め*
 船のタレットを賢くするMOD。
 攻撃対象に合わせてタレットが火器を自動で切り替えるようになったり、ターゲット指定した目標を優先的に攻撃するようになる。小型機相手にフラックや機銃を使うようになり、指示をすれば群がる雑魚を無視して敵の旗艦に砲撃してくれる。出来そうで出来なかった事が実現される。
 それからドローンをデコイ、ミサイル迎撃、残骸回収の3役に充ててくれる。 MARSのもう一つの柱であり、戦闘とサルベージの両面において活躍する。


Missile Defense Hotkeys
 大量のオブジェクトに埋もれて見えないミサイルをターゲットしてくれる。
 迎撃用のミサイルやドローンに任せれば大体何とかしてくれるけど、最後に頼れるのはやはり自分自身だと痛感した貴方に。


Missile Defense Mosquito *お勧め*
 ミサイルを感知すると迎撃ミサイルを自動で発射する。
 これを導入しているだけで生存率がかなり違ってくる。


Weapon Select Extension
 予め登録しておいた武器に即座に切り替えたり、頻繁に使用するミサイルのホットキーを追加できる。
 撹乱用、対小型機、対艦と各種ミサイルを使い分けられるので便利。


NPC Bailing Addon
 NPC同士の戦闘でも船が放棄されるようになる。
 これを導入していると序盤から思わぬ「落し物」を見つけたり、 カタログで性能を比較検討したら恐らくずっと買わないような船に乗る機会を与えてくれる。
 修理して売却するとお手軽に資金が手に入るので、ある程度バニラに近いバランスで楽しんでから導入するのがお勧め。 


Salvage Claim Software
 5km圏内なら、放棄された船を外に出なくてもボタン一つで鹵獲できる。
 M6以上の、本来なら海兵隊を送り込んで乗っ取りが必要な船も鹵獲できる。
 ただし、必要なソフトの代金は結構高い。


大型MOD、NPC勢力に影響するMOD(Artificial Life)

Improved Races 2.0(IR2)
 NPC勢力間の戦争を活発化するMOD。
 各勢力に侵攻用の艦隊を生成し、艦隊は目標のセクターを攻撃する。侵攻先のセクターに存在する全てのステーションと船を殲滅することに成功した場合、侵攻側はそのセクターを占拠する。
 設定次第では、セクターに攻撃を受けたNPC勢力側が迎撃艦隊を即座に派遣するようにもできる。バニラではなかなか叶わなかった大規模な戦闘が拝めるように。負荷も然程かからず、境界線での戦闘が烈しくなるのでお勧め。
 オプションでONにすれば、プレイヤーがセクターを乗っ取ることもできる。


Military Base Response revamp(MBR)
 バニラに存在する軍や警察の規模と反応を強化、より活発に動くようにする。
 趣向を同じくするIR2は特定の宙域において艦隊規模の戦闘が発生し、勢力図の変遷に伴い戦場が移行していくのに対し、MBRはXenonや海賊セクター付近が恒常的に騒がしくなる(蛇口から絶え間なく流れてくる)。また、ArgonとTerranの国境宙域は大規模な戦闘が日常茶飯事になる。
 素晴らしいMODなのだけど、ゲームにかかる負荷はIR2よりMBRの方が強い。長時間プレイしていると安全なセクターを航行していてもフレームレートが妙に下がったりするので、どちらかを導入するならIR2の方がお勧め。


Pirate Guild 3
 海賊に新勢力(ギルド)を追加する。
 プレイヤーはギルドに他勢力の船やセクターを襲撃するよう依頼することができる他、資金や船を提供することも可。 ギルドは提供された資金などで戦力を拡充する。


X3 Rebalance Mod (XRM)
 X3のオーバーホールMOD。バランス調整の他、新たな要素や船が追加されている。
 バニラよりもプレイヤー(と小型機)には厳しい難易度となるが、全体を通して観たバランスはバニラよりも優れた水準に達している。
 交易による金策が難しくなっている反面、艦船を沈めると数百万単位の報酬が貰えるので、戦闘によって得られる見返りが大きなものとなっている。
 この他、物々交換でXenon製などの非売品の武器が手に入ったり、武器やシールド・ミサイルを潤沢に供給するステーションが追加されており、物資の調達はバニラに比べて遥かに易しくなっているのが嬉しい。
 難点としてXRMは負荷が強いため、PCがそれなりの性能でないとゲームにならない(という話をよく聴きます)。XRMの環境だとFPSが下がり過ぎる場合は、同じく武器やミサイルのリバランスを行うCombat Mod 4がお勧め。(私もTCの頃、お世話になりました)
 CMODの方でも武器弾薬を大量に供給するステーションがアドオンにある。X3の慢性的な物資の流通不足に悩むも、XRMを導入すると重くなる…と悩んでいる方は是非。


その他

jc hud v1.1 for x3tc and x3ap
 Hudを見易くするMOD。
 マップ上の残骸やアステロイド、ミサイルなどを色分けしてくれるお陰で識別し易くなる。
 ただし、そのまま入れるとメニュー選択時のSEが消える(作者曰く、うるさいから)ので、それが嫌な場合はEditorで中のファイルを一部消す必要がある。その手順に関しても記事内で説明しているので参考に。
 始めたばかりの人にもお勧めしたいぐらい良いMODだけど、SEを元のまま残す場合は少し手間が増えるのでタグはつけないことに。


Minimal Hud ported to Terran Conflict
 HudをスッキリさせるMOD。
 jc hudと同じくHudを改善してくれる。jc hudはオブジェクトごとに色を使い分けてくれるので、UI系のMODを導入するなら私はjc hudの方がお勧め。


No Fog Fake Patch X3AP
 ガスの濃い宙域からガスを取り除き、スッキリさせる。FPSも向上するそうな。
 だけど視認可能な距離は元のままなので注意。


Player Workshops
 プレイヤーが所有する港(Equipment Dockなど)でソフトがインストールできるようになる。
 Jump Driveなど、重要なものの販売場所が非常に限られているソフトを調達する手間が省ける。


Universe Colored Map
 ユニバースマップのセクターを勢力ごとに色分けし、見易くしてくれる。XRMにも対応。
 勢力図が変遷するIR2等には対応していない様子。

 
X3TC Cheat Package
 様々なチートコマンドが同梱されたMOD。
 コマンドが分からくても大体のことができるよう簡易化されている。
 X3は何かと理不尽な死に遭遇するので、長時間の記録が水の泡になることも珍しくない。もしスタックして動けなくなった時(動けば死)の保険として導入しておくと枕を濡らすこともなくなる。
 個人的にはセーブの制限を取り除ける(いつでもどこでもセーブできるようにする)のが一番嬉しい。




 バニラのバランスを損なうことなく、X3を始めたばかりの方にも導入を勧められるMODについては「*お勧め*」と付けています。

X3:AP チュートリアル12 ―船を購入する

もしジャンプドライブを手に入れたら

 燃料のEnergy Cellを機体に積み、シップヤードがあるセクターまで飛びましょう。
 ジャンプは[Shift+J]で行います。
 
 [Shift+J]を押すとユニバースマップが開くのでジャンプしたいセクターを選択します。
 プレイヤーが現在いるセクターと、点滅しているセクターなら自由にジャンプできます。
 目的地のセクター内のゲートを選択するとジャンプドライブがチャージを始め、100%になると自動で飛びます。(SETAで短縮可)
 ジャンプを中断したいときは、チャージ中に[Shift+J]を再度押して下さい。

 逆に、点滅していない場所はジャンプできません。
 理由はいくつかあり、「燃料が足りない」「セクターは発見しているがゲートは発見していない」「ゲートの規格が異なる」のどれかが該当します。

 1つ目は燃料を補充すれば解決するので省くとして、2つ目はAIに自動開拓を任せていると起こりやすいです(自動開拓については後ほどお話しします)。3つ目は特殊な例で、一部のセクターは離れたゲート同士を繋ぐネットワークに加わっていないためジャンプすることができません。
  ジャンプする際は何処からでも行えるのに対し、ジャンプアウトする(目的地に出る)際は必ずゲートか「Jump Beacon」が出口として必要になります。ごく一部ですが、向こうへはジャンプできないセクターもあるということを憶えておいて下さい。

 ジャンプする際に消費するエネルギーは船のサイズで異なります。

M4、M3: 隣のセクターへ飛ぶのに10cell消費、1セクターごとに5ずつ増加
M6、M8、TS、TP、TM: 隣のセクターへ飛ぶのに20cell消費、1セクターごとに10ずつ増加
M7、M2、M1、TL: 隣のセクターへ飛ぶのに40cell消費、1セクターごとに20ずつ増加

 船体が大きくなればなるほど燃費も増加するのですが、その分カーゴスペースも広くなるので大型艦がEnergy Cellの残量を気にする機会はほとんどありません。逆に、武器やシールド・ミサイルを積むだけでスペースに余裕がなくなるM3等の方がマメな補充を必要とします。

Personnel Transporter ―熟練パイロットを犠牲にしないために

Xenon Sectorで船を失い遭難したパイロット。どうしてXenon Stationへ向かうのでしょうかねー。

特徴

 Lucike氏のMODの多くはパイロットを船に載せて初めて機能します。彼らは仕事の過程で成長し、より能率良く働いてくれます。ですが長時間運用していると海賊やXenon等の襲撃を何度も受け、運が悪いと船を沈めてしまう事もあるかもしれません。

 沈んだ船は元に戻りません。しかし熟練のパイロットであれば、辛うじて船から脱出できることもあります。遭難した彼らを救助できれば、新しい船を与えることで彼らは再び仕事に就くことができます。船の補充と共に、別のパイロットを雇い直して一から経験を積ませる必要はありません。

 Personnel Transporterは、救助したパイロットを再びESTCAGなどの仕事へ就かせることができるMODです。他にも海兵隊をパイロットとして雇用することができるのですが、ここでは救助したパイロットを再登録する手順を紹介します。

X3:AP チュートリアル11 ―交易の準備を始める

株取引を継続しながら、

 自動交易の準備を進めていきましょう。
 自動交易とは文字通り、AIに船を預けて1から10まで全自動で交易を行ってもらいます。
 以前お話したようにTCやAPでは戦闘ミッションや株取引で金策を行うこともできるのですが、X3での最も基本的な金策は交易です。

 ということで交易船が欲しいのでシップヤードに発注する必要があるのですが、恐らく今の状態だとシップヤードがあるセクターにまで自分で向かわなければなりません。毎回そうするのは考えただけでも億劫なので、今後のためにも交易を始める前に環境を色々整えようと思います。

Trade Command Software Mk3を手に入れる

 このソフトは全自動交易を行う上で必要となるソフトです。
 バニラだと50万Crぐらいだったはず、他のソフトに比べて高価ですね。
 売っている場所も限られており、Argon PrimeかOmicron周辺となると手に入る場所は以下の通りです。

Argon Prime周辺
 「Home of Light」のTerracorp HQで手に入ります。
 もし株取引のためSeizewellまで来ているなら、その途中に通ったセクター「Ceo's Buckzoid」のEquipmnet Dockでも入手可。

Omicron周辺
 PTNI Headquarterから北西にあるセクター「Two Grand」のEquipment Dockで購入可。

 Teladiは船以外ならRepの影響をほとんど受けることなく取引してくれます。このソフトも例外ではありません。
 上で挙げたセクター「Ceo's Buckzoid」も「Two Grand」もTeladi領なので、株取引の許可を得るためTeladi領に立ち寄っているならその間にこのソフトも購入しておくと良いでしょう。このソフトに比べれば交易船は何処でも手に入るので、先にソフトだけ調達しておき後で船に移せば手間が省けます。

Commercial Agent(CAG) ―ストレスのない工場経営のために

特徴

 工場の専属船をバニラよりも能率的に動かし、工場経営に伴う煩わしい手間からプレイヤーを解放してくれます。

 バニラの場合、工場の資源や商品の取り扱いには1品目ごとに最低1隻の船を必要とします。Aの商品を生産する上で必要な資源の種類だけ船を用意し、更に出荷にも別の船を充てなければならず、非効率なのが難点でした。
 更に困ったことに、工場用の輸送船はJump Driveを使用してくれないため商品の出荷が滞りがちになったり、出先で海賊等に襲われると逃げることもかないません。

 ですがCAGを導入すると、入出荷ともに1隻の船が担うようになります。資源や生産品ごとに船を用意する必要もありません。複数の船を用意すれば、彼らは工場の状況を観て資源を入荷すべきか生産品を出荷すべきか自律して判断します。
 また、Jump Driveもしっかり使用してくれるおかげで仕入れも出荷もスムーズに運びます。

 CAGは工場を経営する上で必須と言っても過言ではありません。

雑記20130612

X3のMODフォーラムを覗いていたら

 MOD関係の話題を扱う場所で、「このゲームのNPC、ミサイル撃ち過ぎ!すぐ死ぬじゃん!!」という主旨のスレッドが立っていました。普段であれば、いわゆる「板違いだよ」で済まされてしまうのですが、今回は親切な方が丁寧に答えていました。
 で、その返答の内容が

 これでもマシになった方なんだよ…。

 というものでした。

ミサイル今昔物語

 ミサイル周りの仕様は今と昔(初期の頃)とで結構違っていて、現在はプレイヤーに優しくなりました。
 どれぐらい違っているのか簡潔に比較すると、今は

ネーチャン「アラートアラートアラート―ミサイル クロージング」

 ぐらいなのに対し、昔は

ネーチャン「アラララララララララララララララ(略)」

 でした。ネーチャンが一言「アラート」と言い終える前に次のミサイルが発射されるため、冗談抜きにこんな有様でした。

 あんまりにも酷かったので、有志が「Reduced Enemy Missiles」という文字通りのMODを作るぐらいでした。幸い、今はミサイル周りの仕様が改良(正しくはNerf)されたため、このMODのお世話になる必要もなくなりました。

ミサイルで二度死ぬ

 ネーチャンがぶっ壊れるレベルで乱射してくるもんでしたから、M3が食らえば即死するBansheeミサイルなんかも容赦なくぶっぱされ、何度も何度も惨たらしくやられました。
 やっとの思いで敵を倒すと、連中が持っていたミサイルが亡骸代わりにその辺に転がります。それを見て思ったわけですよ、あいつらにコレをお見舞いしてやろうと。

 奴らもお馬鹿じゃないので、正面からミサイルが飛来すればしっかり迎撃します。タレットだって迎撃してきます。奴らに当てるには、PACやHEPTなど機銃の射程まで近づいて撃ち込むのが最も確実な手段になります。

 セクターを放浪しながら敵を見つけ、さっそく交戦開始。ミサイルを懐に抱え、相手の尻をとっても直ぐには撃たずにそのまま火器の射程距離まで距離を縮めます。
 射程に入った瞬間、スロットに満載したHEPTで相手の尻を叩きながら、あの忌々しいBansheeミサイルに憎悪をこめて発射しました。いつもいつも理不尽な即死を味わうプレイヤーの気持ちになればいいと思うよ!

  そして次の瞬間に私が見た光景が、

  これでした。

X3:AP チュートリアル10 ―株取引を始める

まずは、

 Teladiの株式取引所があるセクターに着いたら、早速取引所へドッキングしましょう。
 ドッキングが完了すると、機械音声のネーチャンが「Incoming Message」と言ってきます。
 画面左下のメールアイコンが点滅するので、それをクリックするか[Shift+M]を押して下さい。

 すると、このようなメールが貴方に届いています。
 「10,000Cr支払えば株取引に参加する許可を与えるよ」という旨なので、「Yes」をクリックしましょう。
 これで、貴方はTeladiの株取引に参加できるようになりました。
 (もし「No」を押したとしても、また取引所に入り直せば同じメッセージが届きます)

メールの確認について

 すっかり説明を忘れていましたが、これから先いろいろな理由でプレイヤーに対しメールが届くことがあります。今回のように機械音声でアナウンスがある場合もありますが、無い場合(※)もあるのでメールは定期的に確認する必要があります。


 あまり考えたくは無い話ですが、自分の所有する船が敵対勢力による攻撃などを受けて沈んだ場合、メールにその旨のログが残ります。

 自分の船が見当たらなくなったときはメールのログを漁ってみると大抵の原因が分かります。
 「どこのセクターで誰にやられたのか」を大雑把にでも把握しておくと、どの辺りが治安の悪いセクターなのかが分かるようになります。

Economy and Supply Trader(EST) ―ストレスのない自動交易のために

特徴

 X3:APの自動交易(ST/UT)は、なぜか緊急ジャンプを使用してくれません。
 TCでは海賊等に交易船が襲われた場合、緊急ジャンプで離脱した後に「襲われたからジャンプして逃げたよー」というメールをプレイヤーに送ってきます。ところがAPでは死ぬまで戦います。ジャンプドライブを積んでいるか否かも関係なく、彼らは売られた喧嘩を買って死にます。

 それが彼らにとって本望なのかどうかは定かでないですが、船の持ち主としては非常に困ります。そのため、APの世界では交易を行う上でこのMODか、もしくは「MK3 Improvement Reloaded」が必須になります。

 Economy and Supply Trader(EST)によって動かしている交易船は、襲撃を受けた際に緊急ジャンプを行ってくれるお陰で生存率が極めて高くなります。だけでなく、バニラだとセクタートレード(ST)からユニバーサルトレード(UT)に変更するにはプレイヤーが設定し直す必要がありましたが、ESTはパイロットの経験に合わせて取引可能なセクターの範囲を拡大、最終的にはほぼUT並みの広さへと自動的に調整してくれます(Trade Command Software MK3搭載時)。船を用意してあげれば、後は何もする必要がありません。

 ESTの作者Lucike氏は他にも多くのMODを作成されており、ESTも含めたほぼ全てのMODは根っこが同じです。
  gnasirator氏の「MK3 Improvement」もAPの問題を解消してくれるので、ST/UTだけならどちらもお勧めなのですが、工場経営用の交易船をサポートするMOD「Commercial Agent」も別途導入するなら、根幹が同じESTを導入することを推奨します。

Lucike氏のMODを導入する際の下準備

ボーナスパッケージに含まれるほど、

 Lucike氏のMODは素晴らしいのですが、残念ながらEgosoftの公式フォーラムからは現在ダウンロードできません。Lucike氏のMODを入手するには、氏が管理されているサイトからダウンロードする必要があります。

Skript-Kollektion(X³ Terran Conflict auf X Universum Info)
http://www.xuniversum.info/index.php?option=com_content&view=section&layout=blog&id=89&Itemid=160

 ダウンロードボタンを押し、Zipファイルをダウンロードします。
 このZipファイル内には、Lucikes氏が過去に作られた全てのMOD(最新版)が収められています。
 一部MODはEgosoftのボーナスパッケージに同梱されているのですが、バージョンが古くAPで正常に機能しないかもしれない可能性があります。
 なので、Lucike氏のMODを導入する際はこの一括ファイルから個別に取り出すことを強く勧めます。

ほぼ全てのMODを導入する上で必須となるMOD

 Zipファイルを解凍後、なかから「Befehlsbibliothek_X3TC_V3704」というファイルを取り出してください。ファイル名がドイツ語なので、少々探しづらいと思います。

 氏のほぼ全てのMODに共通する特徴として、船を動かすのに専門のパイロットを必要とします。「Befehlsbibliothek」はパイロットの情報を管理するためのMODで、ほとんどのMODはこのMODが無いと正しく動きません。

 逆に言うと、ほとんどのMODの根っこはこのMODと繋がっているので、MOD同士でパイロットの交換を行うこともできます。例えばESTで交易の経験を積ませたパイロットに、SRSでパトロール用の機体に乗せてパトロール活動を行わせる…というようなこともできます。


 話を戻しまして、 「Befehlsbibliothek」を取り出し解凍したら、中にある「scripts」と「t」フォルダをX3の「addon」フォルダ(x3 terran conflict/addon) に移して下さい。これで下準備は完了です。

 あとは、各々が導入したいと考えているMODを導入していけばOKです。
 (ダウンロードしたZipファイルに必要な物は全て入っているので、後々のために残しておくと良いですね)

X3:AP チュートリアル09 ―Teladi領へ

Teladi領を目指して

 まとまったお金ができたら、株取引で資産の運用を始めましょう。
 X3:TCはRに比べ戦闘(ミッション)による金策が楽になり、APは株の取引によってTCよりも更に簡単に資金を増やせるようになりました。大金を得るにはやや簡単過ぎるきらいがあるので、人によっては自分で縛る方もいるようです。(NPC Bailing Addonを導入している私も株のことを言えた義理ではありませんけどね)
 あまり簡単にお金が手に入るのは望ましくないと貴方がお考えであれば、株取引は飽くまで「こういう要素がある」という程度に流して下さい。

 どちらにせよ、五大種族の一つ「Teladi」はゲーム序盤のプレイヤーにとって貴重な取引相手になるので、彼らが住むセクターへ向かうとしましょう。

どうしてTeladi領へ向かうのか

 目的地までの道のりは長いので、今の間にTeladiという種族について説明しておきます。
 彼らは上で述べたように五大種族の一つで、とにもかくにも商売を好みます。彼らの共同体は国家というよりも企業に近く、Chairman Ceoが決定した方針に沿って運営されています。

 ゲーム内での特徴として、彼らとの取引にRepはほとんど影響しません。
 Fight Command MK2やJump Driveなど、購入するには一定のRepが条件となるソフトでも余所者のプレイヤーに対し提供してくれます。
 船だけは例外で他の種族と同様にRepが条件となりますが、Teladiの存在は貴重なソフトを序盤のうちに入手できる有力なルートとなります。

 それからもう一つ。Teladiは株取引に必要な条件が非常に緩いです。(10,000Cr支払うだけ)
 株取引は各種族それぞれ分かれており、株取引を行うにはその種族が提示した条件を達成せねばなりません。例えばArgonの場合だとArgon領内でステーションを建設することが条件となっており、序盤の貧乏時代に手を出すことはできません。

 それに対してTeladiは株式取引所で10,000Cr払うだけで許可が得られますから、手っ取り早くお金を増やしたいときはTeladiと接触することが早道になります。

X3:AP チュートリアル08 ―機体の鹵獲と修理

こんな状況で外出したくありませんねー、よく見たらこの人 胴から上が吹き飛んでますねー。

戦闘をしていると、

 たまに敵機のパイロットから通信が入り、命乞いのために機体を放棄することがあります。
 これは戦闘ミッション中に登場する敵機でも同様であり、以下の条件さえ満たしていればNPCが機体を「放棄」する可能性があります。

・プレイヤーが搭乗している機体と交戦していること
・シールドが消失し、装甲にある程度のダメージが入ると「放棄」の判定が行われる
・NPCが自分の意思で放棄するのはM5~M3(戦闘機)と、TS・TP(交易船)のみ

 敵機のシールドを剥いだあと、向こうから通信が入ってきたときは機体を放棄する合図の可能性が高いです。「船をやるから見逃してくれ…!!」とか何とかそんな旨を伝えてきますので、相手が話し終えるまでは一時的に攻撃を緩め、撃墜しないよう注意して下さい。
 思わせぶりな「振り」をみせておいて放棄しないときは、撃墜しちゃって良いです。

 たとえプレイヤーが所有する船でも、NPC同士の戦闘では放棄される可能性はありません。M6以上の戦闘艦なども、バニラでは向こうから放棄することは決してありません。その手の船は、欲しければ力ずくで奪い取る必要があります。

放棄された船の見分け方

 NPCの船の名前は、必ず「所属している勢力名+船の名前」で構成されています。
 ですが放棄されると「所属している勢力名」が消え、「船の名前」のみになります。
 たとえば海賊のNovaは「Pirate Nova」ですが、持ち主が機体を放棄すると「Nova」になります。
 

遺棄船の例。
 要するに、所属無しの機体は「所有者がいない=鹵獲できる」と見なして頂いてかまいません。
 詳しくは割愛しますが、この世界には最初から持ち主の存在しない機体も何機か散在しています。もちろん、見つけることができればそれはプレイヤーの物です。


 戦闘ミッション終了後、セクターマップ(.)を見てみるとさっき交戦していた敵機のなかに放棄された物が混じっていたりするので、特に混戦の後は「忘れ物」が無いかどうか確認すると良いです。

鹵獲作業を行う

 というわけで運よく相手が機体を放棄したなら、ありがたく頂戴するとしましょう。
 ですが船内からでは鹵獲が行えない(※)ため、外へ出て対象の機体に貼り付いて乗っ取る必要があります。


 まずは放棄された機体まで近づきます。できれば100m以内まで接近して下さい。
 それから[Shift+E]で外へ出ましょう。デフォルトのままだと船外へ出る際に確認のダイアログが出ます。(外へ出るたびに答えなければいけないのは面倒なので、慣れたらオプションでoffにすることをお勧めします)

 鹵獲するには大体40-30m付近まで近づく必要があります。船外での操作も機体のソレと変わりません。ただ、鹵獲して機体に戻るまでの間は無防備なのでご注意を。
 慣れて来たら、予め40m圏まで近づいてから船外へ出れば鹵獲作業も直ぐに終わります。 
 
40m未満まで近づくと、「Claim」ボタンが使用可能に
 放棄された機体をクリックするとメニューが開き、その際に条件を満たしていれば「Claim」ボタンが使用できるので、これをクリックすれば鹵獲完了です。(遺棄船のアイコンが緑に変わり、プレイヤーの所有物となります)
 では自分の機体をクリックし、[Shift+E]を押して戻りましょう。

 もし「System Override Software」というソフトがインストールされていれば、バニラ環境でも船内から鹵獲できます。ですがこれは違法品な上に入手できる場所が限られているため、ここでは詳述しません。

X3:AP チュートリアル07 ―依頼を請け負う

宇宙を放浪していると、

 このように、ステーションの右上に様々なアイコンが表示されていることがあります。
 これは、そのステーションで依頼が提示されていることを示しています。

 依頼は各地でランダムに生成され、その内容も様々です。たとえばステーションを襲撃してくる海賊の迎撃、目的地まで人や物資の輸送、ステーションの建設、中古船の販売…などなど。
 依頼のなかには割りに合わないものや、初心者の方には難しい内容もあります。序盤から請け負うことができて、かつ割りに合うのは戦闘系の依頼ですね。(後ほど少しだけ、戦闘系の依頼について触れます)
 戦闘系ミッションの目印はコレです。このアイコンが表示されていたら、冷やかし半分に内容を尋ねてみましょう。

依頼を請け負う

 依頼を出しているステーションに近づき(確か25km圏ぐらいまで接近すれば通信できたはず)、アイコンが出ているステーションを選択。メニューを開いて「Comm(通信)」をクリックします。
 すると、そのステーションに滞在している人と会話ができるので、戦闘に関する依頼を出している人物を選択しましょう。
 
 会話の選択肢が現れました。依頼について尋ねると、

 依頼の概要が表示されます。
 今回の場合は、依頼主がいるステーションの防衛ですね。
 依頼を請けると海賊等がゲートから現れステーションを攻撃しに向かってきますので、ステーションが破壊される前に連中を殲滅しなければなりません。

X3:AP チュートリアル06 ―諸勢力と取引するため信頼を得る

Reputation ―NPC勢力からの評価、評判

 貴方が諸勢力に対し何かしらの行動を起こす度に、彼らも貴方を評価します。
 例えばArgon領内を徘徊している海賊機を撃墜すればArgonからの評判(Reputation。以下「Rep」と略)が良くなり、海賊からは敵視されるようになります。
 

 RepはNPC勢力の貴方に対する態度を決める要素です。Repが高ければ友好的に接してくれますが、もし低ければ彼らは貴方と貴方の所有する船やステーションに対し、容赦無く敵対行動をとるでしょう。

 それだけでなく、Repは貴方が諸勢力と取引をする上で極めて重要となります。
 Repが高くなると、例えば次のような恩恵が得られます。

・Repに応じて、M6・M7・M2/1等の船が購入できるようになる
・Repが条件となっている一部の火器弾薬やソフトを購入できる
・コアセクターの航行許可を得られる(ParanidやTerranなど)


 特にM1やM2など大型の戦闘艦は、彼らから厚い信頼を得て初めて購入する権利を得ることができます。いくら大金を積もうが、信用されていなければ取引には決して応じてくれません。
 コアセクターの航行許可に関しては注意が必要です。信頼されていない状態でうっかり進入してしまうと、彼らの警告を無視する形となり迎撃されてしまいます。
 
 Repを上げる手段は3種類あります。
 1つは交易を行うこと。もう1つは、彼らと敵対関係にある勢力の船を撃墜すること。そして最後が、彼らの提示するミッションをこなすこと。


 交易よりは、戦闘の方がより高く(早く)評価してもらえます。しかし、海賊セクター内で海賊をいくら倒しても評価は良くなりません。仮にArgonのRepを戦闘で上げるならば、Argonのセクター内でArgonと敵対している相手を探す必要があります。


 Repを上げるには海賊を探して倒すのが手っ取り早いですね。ParanidもArgonとは一部国境宙域で紛争を続けているので、Paranidの船を沈めればArgonからのRepは良くなります。しかし一方で、ParanidのRepは下がってしまいます。

 諸勢力と満遍なく仲良くなるよりも、「何処と手を組み何処と手を切るか」をハッキリさせた方がゲームにメリハリがついて面白くなるのは確かです。とは言え、慣れない間は「仲良くできるなら仲良くしておく」方が無難です。上の例で挙げたArgonにせよParanidにせよ、どちらも信頼を得ることができれば優れた船をプレイヤーに提供してくれます。
  
 何にしても、一度敵対してしまうと関係を修繕するのは茨の道です。仇敵と見なされてしまえば、かつての関係に戻るのはもう不可能かもしれません。


Improved Races 2.0(IR2) ―より大規模な戦闘を増やします

特徴

 Improved Races 2.0(IR2)は、五大種族とTerranの軍事侵攻を活発化させます。
 具体的には、敵対勢力のセクターを攻撃するための艦隊が定期的に生成されるようになり、侵攻先のセクターで戦闘を行うようになります。

 IR2のオプション次第では、侵攻を受けた側の勢力も反撃のため艦隊を生成するようになり、交戦宙域では大規模な戦闘を眺めることができるようになります。
 同じくオプション次第で、攻撃側が侵攻先のセクターの防衛戦力(とステーション等の施設も)全て駆逐することに成功した場合、そのセクターを奪取します。これについては、プレイヤーも同じように奪取することが可能です。

 この他、セクターに建設した(された)ステーションに税をかける選択も増えます。税金のオプションをONにするとそのセクターを治めている勢力に対し定期的に税金を支払う代わりに、治安面での保護を享けられます。税の額はコアセクターかボーダーセクターかで異なり、Argon Primeなどの治安が良いセクターでは割高な税をとられます。
 逆にプレイヤーの支配下にあるセクターでは、任意で税金を徴収することができます。

 とりあえず、大きな特徴は以上です。
 細々した点についての補足が多いので、それについては導入方法と設定の後にまわします。

雑記20130602

AP3.0+XRM1.2.9に併せて環境を作り直したので、

 いつものようにEta Psiへ根城を建てようと向かったところ―


 なにか見慣れない物が遠くに映っていました。


 近づいて確認してみると、どうやらSplitのStrong Arms社のWeapon Dealerでした。
 XRM1.2.8まではこんな僻地にWeapon Dealerなんて見たことが無かったのでびっくり。
 何を販売しているのか気になってみてみると、


やだすごい。

 Terranの火器とか、Xenonの火器まで売っているじゃありませんか。
 今までの場合、外宇宙側で遊んでいるとTerranやXenonの船を運用するためには港をはしごして商人からせっせとかき集めるか、生きている船を強奪して中身を剥ぎ取る以外にありませんでした。

 どうやら、このステーションではほぼ全ての火器が生産・販売されているようです。
 バニラに比べXRMは難易度を厳しく調整している傾向にあるのに、武器の調達に関してだけは何故か優しいな…。


 挙げ句、こんなのまで売ってる。もう訳が解からないよ…。 

X3:AP チュートリアル05 ―序盤に買うべきもの

お金が貯まったら

 Equipment Dockへ向かい、ソフトウェアの購入や機体の改造をしましょう。
 ほとんどのソフトは、バニラなら単価10,000Cr以下で購入できます。

 前の頁で触れた通り、Equipment Dockではソフトのインストールができます。
 取り扱っているソフトは港ごとに微妙に異なるので、一部のソフトは特定のセクターへ行かないと手に入らないものもあります。(ここで触れるソフトについては、概ねどこのEquipment Dockでも手に入ります)

序盤に揃えるべきソフト

 これらのソフトは序盤の段階で揃えておきたいですね。
 Docking ComputerはArgon Prime周辺で手に入らないため、北東のTeladi領か南のParanid領で購入する必要があります。Paranidは気難しい種族なので、金さえ積めば船以外の大体の物は売ってくれるTeladiの方で買うのが賢明です。

 購入したソフトは、他の機体に移し変える事もできます。
 いずれ新しい機体に乗り換える際にソフトも持ち込めるので、必要と感じたソフトはどんどん買ってしまいましょう。

Singularity Engine Time Accelerator
 必須。
 SETAを起動する上で必要なソフト。値段も安価なので、搭載していないなら真っ先にインストールしましょう。このソフトはEquipment Dock以外にも、Trading Stationでも必ず取り扱っています。

 SETAが使えるのはプレイヤーのみなので、プレイヤーが搭乗する機体以外には必要ありません。

Trading System Extension
 必須。
 プレイヤーが搭乗している機体にこのソフトがインストールされていると、自分の所有している船が港等に停泊していれば遠隔操作で取引できます。具体的には、売却したい船をシップヤードに向かわせて売り払う時や、必要な物資を買いつけに向かわせる時に必要になります。離れたセクターのシップヤードに船を発注する際にも必要ですね。
 逆にこれがないと、何か取引するにしても一々自分で向かわないといけません。広い宇宙を身一つで行動するには、これがないと不便を通り越してゲームにならないです。


Boost Extension
 機体を最大速度まで一気に加速させます。(TABキー長押し)
 無くても深刻に困るほどの物ではないですが、早いうちに備えておきたいです。


Duplex Scanner
 Scannerを装備しているとレーダーの範囲が広がります。
 索敵だけでなく、マッピングにも必要になるのでこれは早いうちに搭載したいです。

 「Triplex Scanner」はコレの上位互換で、索敵範囲が更に広がります。Triplex Scannerを購入できるなら、もちろんそちらの方が良いですね。

Fight Command Software MK1&MK2
 AIMモードを拡張します。MK1でSEMIが、MK1とMK2をインストールするとAUTOが機能します。
 SEMIかAUTOモード時の際は、敵機を射程に捉えた際に予測位置のマーカーがHUDに表示されるようになります。

 それから、AI操縦時の戦闘コマンドを追加したりタレットの戦闘パターンを増やします。
 Teladi以外の勢力からMK2を購入するには、向こうからの信用が必要になります。鹵獲した機体などにソフトが残っていれば、それを積み替える方が早いかもしれません。
 なかなか手に入らないときは、Teladi領の港で購入するのも一つの方法です。
 

Transporter Device
 通常、船同士の積荷の交換は同じステーションに停泊していることが条件になります。
 ですが、このソフトをどちらか一方がインストールしていれば宇宙空間でも交換することができます。更に、船から船への乗り換えも宇宙空間で行うことができるようになります。(両者の距離を7km辺りまで縮めれば、積荷を自由に交換可)
 
 このソフトがあれば鹵獲した機体から装備の移し替えをその場できるので、作業が非常に捗るようになります。


Docking Computer
 機体のドッキングシーケンスを省略します。
 停泊したいステーションや空母との距離を大体3kmぐらいまで詰めた状態でオートパイロットでドッキングを行うと、シーケンスを飛ばして瞬時に港へ停まります。近づいても即座にドッキングされない時は、もう少し距離を詰めてみて下さい。


 プレイヤーの精神衛生上、必須なソフト。
 ゲーム中に何度もステーションや空母にドッキングを繰り返すからだけでなく、場所によってはオートパイロットによるドッキングに時間がかかることもあるため、非常に重宝します。


 Docking ComputerはNPCに効果がないため、バニラであればプレイヤーが乗る機体や船にのみインストールすれば十分です。

Jump Drive
 Energy Cellを消費することで、ユニバースマップに登録したセクターであれば何処でも自由に飛べる(Shift+J)ようになります。ジャンプ先のセクターのゲートへ飛ぶので、正しくはそのセクターのゲートがマップに登録されていることが条件ですね。例外として、太陽系とAlbionセクターはゲートの規格が異なるので飛べません。


 お値段10万Crと決して安いソフトではないので「序盤」と言えるのか怪しいところですが、これを搭載していれば遠くへ旅をしても直ぐに元いた場所へ戻れます。そこから再び旅先に戻るのも一瞬で済むので、いずれ旅を始めるなら所持しておきたいですね。

 非常に重要なソフトながら、販売されている場所が限られているので何処で販売されているのか記憶しておく必要があります。Argon Prime周辺であれば南隣のHome of LightのHQに、Omicron Lyraeであれば西の方へ少し進んだ先にあるTeladiのPTNI HeadquartersのHQで手に入ります。
 他にもEquipment Dock等で購入できるセクターもありますが、HQであればほぼ確実に購入できると考えて下さって良いです。


序盤に買うべきもの(その他)

 船体の強化はEquipment Dockの他、Trading Stationでも行えます。
 後者はどこのセクターでもほぼ必ず存在するので、旅の途中に適宜行うと良いです。
 


機体の速度(エンジン)を強化
 速度が高ければ危険な状況一歩手前でも逃げ切れる可能性があります。
 逆に自分より相手のほうが速度で優れる場合、逃げ切れる望みはありません。相手を倒す以外に、生き延びる道はなくなります。
 それだけに、速度の強化はとても重要です。
 
カーゴの拡張
 積載量が増えれば、サルベージの効率も捗ります。

 バニラはカーゴの拡張費が安いので、積極的に拡張しましょう。

シールドの購入
 速度に次いで重要。
 序盤はとにかく生き延びることを優先する必要があります。

X3に登場する諸勢力と、勢力ごとの機体の特徴

なんで実写化してしもうたんや!

FriendとNeutral、Foe

 この世界には様々な種族や勢力が存在し、各々が様々な思惑のもとに活動しています。
 多くの場合、ほとんどの勢力はプレイヤーに中立関係にあるか、もしくは友好的です。
 

 各種族や勢力とプレイヤーとの関係は固定という訳ではありませんので、誰と仲良くし、誰と敵対するかは貴方の自由です。もちろん全ての主だった勢力と―海賊さえも―手を組み商売に勤しむのも自由ですし、Xenonのように目につくもの全てと敵対するのも自由です。
 
 宇宙を飛び交う無数の船は、その船を製造した種族によって性能に傾向があります。バランス良くまとまった船もあれば、一部に特化した尖った船もあります。どの種族がどのような傾向を持っているのか、概要も兼ねて説明しようと思います。


Argon

 X3の主人公的な種族。
 もともとは故あって地球の人類から枝分かれした末裔であり、Terranとは縁戚にあたる。
 700年の時を経てTerranと再会を果たすが、互いの外交が円滑に進まず(TC)、ついにド突き合いを始めてしまう(AP)。
 Argonに非が全く無い訳でもないんだけど、そもそもの発端からここに至る経緯を含めてだいたいTerranが悪い。


 第二次Terraformer戦争後のAP本編では、同盟国のBoronをTerranとの戦争に引きずりこんだり、Xenonに包囲されたSplitの氏族を救助する見返りに戦争に引きずり(略)、Paranidとの合同演習中に現れたTerran艦隊を仲良く迎撃したり、先の敗戦で抱えたトラウマゆえか外宇宙の各種族を抱き込むのに奔走している。

船の特徴
 どの部分も不足を感じず、バランスが良い。
 迷ったらとりあえずArgon製にしておけば良いぐらいバランスに優れているけど、逆に無難過ぎるかも。


Boron

 水生種族。神様的な何かから知恵を授かって高度な文明を持つに至ったそうな。
 建物も船も、有機的なデザインが特徴。
 ArgonとはBoron Conflict以来のマブタチ。
温和な種族なため、争いは好まない。

 …はずなんだけど、IR入れると一番好戦的なのはこの方々なんですよね。不思議。
 お願いですからまだ見ぬXenon Sectorを焦土にするのは勘弁して下さい。


船の特徴
 Boronの技術によって造られた火器は装甲へのダメージが減少している代わり、シールドへのダメージが強化されている。
 船はカーゴスペースにゆとりのある物が多い。その代わり速度はちょっと遅めかな。