X3:APプレイ日誌14 ―今更開拓するよ

前回のあらすじ

 M3+のChimeraを鹵獲した。
 テストした結果、想像以上だったのでNovaから乗り換えることにした。
 しかしSplitからも信用されていないので、武装を拡充することが叶わなかった。
 なのでTeladi領で武器を探すことにした。 

そうそう

 TCの頃はゲーム開始直後に周辺セクターの開拓も同時に進めていた記憶があるんだけど、どうやって実行していたのか最近まで思い出せなかった。
 なのでAPでは偵察機に律儀にExploerコマンドでゲートをくぐらせたり、離れたセクターを目標設定して勝手に未開拓のセクターを走らせるようにしていた。だが、これだとすごぶる効率が悪い。昔はここまで効率が悪くなかったから、何か方法があったはずなんだけどどうしても思い出せない。

  現在は武器を探すためTeladi領の開拓真っ最中なんだけど、やっぱり通常航行をずっと続けていると疲れてくる。なんせArgonのElena's Fortuneを発って以来、ずっとこの調子だしね。
  往来する周囲の船を眺めながら、「いっそこいつらをターゲットにして自動追尾でもさせようかな」と冗談半分で想像した。そのときだった。


 ああ、それ忘れてたわ。

 Exploer Commando Softwareなんて要らんかった。


早速実行しよう

 NPCを自動追尾すれば済むなんてすごく簡単な発想なのに、どうして忘れ続けていたんだろう。
 それはともかくとして、半ばマニュアル操作化していたM5のHarrierを呼び出し、一刻も早く適当な相手に自動追尾するよう指示せねば。

 だけど相手は誰でも良いというわけでもない。たとえば交易船なんかは長距離を航行するけど、脚がすごく遅い。これでは偵察機の利点を何一つ活かせなくなる。
 次に軍隊や警察だが、連中はほとんどセクターを移動しないから追尾させても無駄だろう。その上、敵が現れれば相手が誰だろうと突っ込んでいくから私の偵察機も一緒に消し炭にされる。 これも却下。
 目には目を、偵察機には偵察機を。つまり同族を追尾させるのが一番良い。特に、名前に「Recon」がついているM5は文字通り偵察機であり、その任務のためかなり長距離を移動する。

Split-M5偵察機Jaguar Explorer。その速度は800m/sを超える。
 理想としては、こういう相手が望ましい。見つけたら後はFollowコマンドで指定すればいいだけ。
 銀河図を再び見たときには、


  こんな風に、いびつに開拓されている。開拓を綺麗に行わせる必要なんてない。いずれジャンプドライブを使って飛べば、四方の開拓なんて直ぐに終わる。


ただね、

 これはすごく便利で有用な開拓手段なんだけど、一つ難点がある。
 追尾対象がどこへ行くかは予想できないから、たとえばParanidのコアセクターなんかに序盤から飛んでいってしまうと、Paranidの警告を無視することになるので彼らの迎撃に遭う。信頼されていない間は立ち入ることすら許されないセクターに入ってしまうと、機体を失うだけではなくて相手からの印象を更に悪くしてしまう。だからこの方法を実行する前に、まずは各勢力との関係に下駄を履かせてから行った方が良い。

 ああ、だんだんと思い出してきたぞ。
 確かTCのころ序盤に私のM5がParanidのコアセクターに向かってしまって、Paranidを怒らせたんだった。で、それが原因でParanidと敵対状態に。そのゲームでは最後までParanidとの関係が修復されることはなかった。たった1機のM5のためにね。あれは本当、最悪だった。
 つまり、


 思い出せなかった理由が分かったよ、
思い出したくなかったんだ。

つづく

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