X3:APプレイ日誌18 ―いないよ

出会いがあれば何とやら。たとえ望まなくても何とやら。

前回のあらすじ

 巡航艦Shrikeと共に逃避行に成功した。 
 Shrikeをどうするか考えた結果、手元に残してサルベージ用の母艦として運用することにした。
 Shrikeの装備を調えるため、最寄のEquipment Dockへ向かわせた。
 ついでに自分の機体も壊れたソフトの交換するために港へ向かうことにした。

ここはSeizewell

 Shrikeより先にEquipment Dockへ到着したので、壊れたTranceporter Deviceを交換した。高いソフトなので買いなおすと云十万もするけど、代わりに云千万もする巡航艦が手に入った訳だから安い出費である。 
 ところでしばらく自分の財布の中身を見ていなかったので、ここで一度確認するよ。

 約1600万Crといったところだね。一人旅であれば、十分お金持ちになってきた。
 Shrikeが港に着くまでまだ大分時間がかかるから、その間にやることを済ませておくよ。

 それとちょっと前から、鹵獲したままHome of Lightで路駐していたDemeter SFを航行の合間に動かしている。Trade Command Software MK3もJump Driveもまだ買えないので、自動ではなく手動交易。安くて売りやすいE-Cellを買って、そこらへんの工場にばらまく。
 赤字になってもいいから、とにかく取引を重ねる必要がある。理由はTradeランクの上昇と、Argonとの関係を良くするため。今いる場所はTeladi領なので、Argonへはまだ暫らく帰ることもできなそうだしね。少しでもArgonとは関係を良くしておきたい。
 Jump Driveが買えるようになれば、Shrikeが装備できる。発見済みのセクターであればジャンプで自由に飛べるようになるので、Harrierに開拓させてきた意義もここで活きてくる。

 港の商人から監視衛星をいくつか買って、航行中に通る主要な箇所へ撒いておく。ポイントはシップヤードがあるセクターと、比較的安全なものの海賊が移動のため通過するセクター。
 前者は文字通り船を買うためだね、購入できる船の一覧を見れば、その種族との関係を即座に確認する上でも使える。後者はサルベージ用と、交易船が航行する上での治安状況を確認するため。危ない宙域はESTのブラックリストに登録してそもそも入らないようにするけど、ブラックリストに入れるほど深刻でもないセクターに関しては、用心として撒いておく。 

Shrikeが到着するまで

 周辺のセクターをうろついていたけど、特にこれといって記録するようなこともなかったよ。
 放棄されていた海賊の戦闘機が何機かと、軍の戦闘機が1機見つかったぐらいだね。


Boron-M3戦闘機Barracuda
 これは軍の戦闘機の方だね。Barracudaの海賊機とは過去に何度か交戦して見てきたことがあるけど、正規品のBarracudaを近くで見るのはこれが初めて。
 ちなみに、過去に何度か呟いているBillion Barracudasってのはコイツが無尽蔵に溢れかえるバグだよ。どれぐらい深刻かっていうと、人によってはFPSが下がり過ぎてゲームにならなくなるらしいよ。先のパッチ(2.5.3)で修正されたそうだけど、それまでX3フォーラム界隈を騒がせていた風雲児。

  しかしまぁ、五大種族のなかで最も平和を望み、争いを好まないBoronの戦闘機がこの世界を滅ぼす災厄の元凶になるとかね。なかなかよくできた皮肉だよ全く。


そういえば

 ArgonではまだTrade Command Software MK3が買えないんだけど、Teladiだったら買えるんじゃんね?ってのを忘れていた。 早速Teladiの港でMK3を買うことにしよう。

 ただ、やっぱり分かっていてもMk3は高いね。販売品の一覧からも唯一数字が見切れてる。注文してみると、302万Crとでた。302万Crかぁ…。
 とりあえず購入して、港を出る。ゲートに向かって航行しながら、約300万Crの意味について考える。
 サルベージをしていれば、300万なんてそのうち直ぐ貯まる。より危険な宙域で活動すれば、駆逐艦や今回のような巡航艦という大物を捕らえる機会にだって恵まれる。だけど、交易だけで300万を取り返すのにかかる時間を考えた場合、当然ながらすぐには貯まらない。更に、その時間だけリスクも加わる。 
 正直言って、交易だけで見るとMK3を買ってST/UTを行う意義はXRMの世界においてほとんど無い。更にはJump Driveも要るわけで、併せればソフトだけでも500万の投資である。船を用意する元手も踏まえれば、カーゴを拡張しなかったとしても最終的に600-700万Crはかかる。

 もちろん、時間がかかるけどいつかは元手を回収できる時が確かに来る。ただ、その時が来るまでに海賊やXenonに船を撃墜されるリスクは計り知れない。X3:AP+XRMのバニラUTだとJumpDriveを装備していても逃げるときに使ってくれないので、海賊の群れに襲われるとそのまま沈む。逃げる手段があっても逃げずに沈む。
 700万Cr支払って船と装備を用意したプレイヤーの心情を表すなら、XRMでバニラUTの船が沈む瞬間は言葉が汚くなるけど「マジキチ」としか言えない。私もAP+XRMで始めてから、自前で用意した交易船が何隻もマジキチな状況判断の末に沈められて結局ESTを導入した。交易船が沈み、やがてESTを導入することを決めたのは時が大分経ってから。その間には結構長いブランクがあって、その頃の考えはずっと「ST/UTを行う価値なし」で帰結していた。

 他方、XRMには懸賞金システムが加わっている。諸勢力の船を沈めたり撃墜した記録(前科)のある船や機体に対し、撃墜された側の勢力が賞金をかけるシステムである。MBRにも似た感じのシステムが組み込まれているみたいだけど、ポイント交換式みたいで試したことがない。Pirate Guildでも同じくお金が貰えるものの、こっちは今のところ気持ち程度の小銭なので割愛。
 とにかく、このXRMの懸賞金システムが結構美味しい。XRMの紹介記事でも書いたけど、駆逐艦を沈めれば数十万Crくれる。相手が巡航艦や戦艦ともなれば数百万Cr。過去に記憶しているものだと、TerranのKyoto級戦艦を沈めた時の報酬が約400万Crだったかな。
 懸賞金の額は相手のスコア、つまり過去どれだけ撃墜してきたかでも変わる。何機も何隻も落としてきた強敵であれば、倒した際にそれだけ見返りが大きくなるということ。

 いずれ向かうArgonとTerranの紛争宙域や、Xenonセクターに隣接していてXenonの侵略に脅え続けている宙域へ行けば、賞金首が掃いて捨てるほどいる。サルベージと同時に連中を撃墜することで、お金も勢い良く貯まっていく。まぁ要するにそういう料簡である。

 当然ながら、戦艦を沈める最も有効な手段は同格かそれ以上の戦艦を用意すること。巡航艦も然り。なので元手は自分で工面しなきゃいけない。しかし一度立ち上げさえすれば、交易よりも遥かに早く元手を回収できる。
 なのでST/UTに関しては、私にとって飽くまで諸勢力との良好な関係作りと経済の活性化が目的になる。“金のなる木”としては視野に含めない。したがって、交易船の数もそこまで用意しない。10隻か、多くても15隻までで十分だろう。それ以外の交易船は、工場の専属として動かすことにする予定。


長話になったけど、

 なんだかんだ購入したTrade Command Software MK3を、Demeterに渡さないといけない。向こうはArgon領にいるので、私のいるTeladiからだと随分遠い。
 以前にSplitの偵察機をストーカーさせていたHarrierを呼び戻し、彼に届けてもらうとしよう。鹵獲して売らずに整備したときは「失敗したなー」 と思っていただけど、今や開拓から運搬まで大活躍。
 
 ところがね、呼び出してみたものの何時まで経ってもHarrierが来ないんだ。
 不審に思って私が所有している船舶のリストを確認したら、

 いねぇ。

  ここで、多くのプレイヤーが経験しているであろう駄目元のメール確認をしてみたら、
 訳:貴方のHarrierは海賊に撃墜されました。慎んでお悔やみ申し上げます。

 Farnham's Legendって今居る場所から近いな。探しにいこうか。


 つづく。

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