X3:APプレイ日誌76 ―M7を見繕うよ

前回のあらすじ

 Blackhole Sunの衛星を破壊したXenon Gを消毒した。

そろそろ、

 工場周辺を哨戒する部隊を編成しようと考えた。
 哨戒部隊については、「M6以上の戦闘艦で構成した方が良いよ」 と以前に書いた。

 なんだけど、今回はちょっと事情が込み入っている。
 X3のModderとして有名なLucike氏が製作されたMOD「Security and Rescue Service」を使って哨戒部隊を運用しようと思うと、戦闘艦に搭乗できるだけの経験を積んだパイロット(士官)が必要になる。その経験を積ませるにはM3等の戦闘機に乗せる必要があるため、戦闘艦に乗れるパイロットを増やすには戦闘機も積極的に部隊へ組み込まなければならない。
 同じく氏の作られたMOD「CODEA」は艦隊運用を支援してくれる。が、これもまたパイロットが必要となり、同様に経験を積ませる必要がある。双方のMODには互換性があり、哨戒部隊で経験を積ませたパイロットをCODEAの方で用いることができる。もちろんその逆も可。

 こういう事情が背景にあり、部隊の編成には戦闘機も組み入れなければならない。とは言え、Lucike氏のMODが無ければそもそも戦闘機を用いる気すら起こらなかったのは間違い無いので、あらゆる機体や船に存在意義を与えてくれる氏のMODには大変感謝している。

肝心の戦闘機は

 鹵獲した機体を修理・調整を済ませて十分な数が揃ってきた。後はそれらの母艦となる船を見繕わなければならない。戦闘機は傷つき易いが、母艦に帰ることさえできれば艦内に常駐している海兵隊が修理を行ってくれる。なので母艦には空母としての運用能力が求められる。
 それから、捕捉した敵機が「悪さ」をしでかす前に殲滅する必要があるため、母艦にもそれなりの速度が要求される。 どのクラスが適切か考えた末、やはりM7に落ち着いた。
 M6はHyperionぐらいしか戦闘機を収容できない上、当のHyperionはコストが割に合わない。かといってM2やM1は足が遅すぎる。この手の仕事は、バランスのとれたM7が向いている。

 というわけで、候補となる船をM7のカタログから選んでいた。
 今回は、候補となった船を紹介するよ。ちなみに、下に進むほど説明がどんどん適当になるよ。



候補ひとつめ

 まずはこちら。

Paranid M7-Deimos
 
 DeimosはAgamemnonの姉妹艦。Agamemnonが単艦での戦闘能力を重視しているのに対し、Deimosは空母としての運用能力を重視している。
 XRMではほとんどの大型艦がM3やM6を多少なりと艦載できるけど、バニラでソレが可能な船はきわめて少ない。Deimosはそうした数少ない船の一つであり、優秀な艦船だった。

 XRMではDeimosに搭載できる火器がかなり限定されているため、装備できる重火器といえばEMDAぐらいしかない。当のEMDAは戦闘機やミサイルを迎撃するための火器なので、対艦能力についてはM6のHyperionに毛が生えた程度。

 もっとも、安全な宙域であれば哨戒部隊が海賊等の大型艦と遭遇することは極めて稀だし、もしそうなったら援軍を送るか私自身が出向くので、対艦能力については特に求めていない。
 それまでの時間を稼ぐという意味では、Deimosのシールドは十分に要求を満たしている。速度もそこそこ出るし、候補としては理想的。もっとも、肝心の艦載機の中身(パイロット)が臨終したら元も子もないんだけどね。

候補ふたつめ

 次はこちら。

OTAS(Argon) M7-Astraeus


 速度などの性能は、最初に挙げたDeimosとほとんど同じだね。
 艦載機の数はDeimosに比べて劣るけど、それでも十分な数。
 ただ、気になるのがエネルギー容量の低さ。


 Astraeusはレーザー兵器を搭載できるので、Deimosと比べると対艦能力にも優れる。
 その上、Ion CannonとPlasma Beam Cannonを併用できる。ISで使うなら、MARSで使い分けできるため大きな特徴となる。でも哨戒部隊はOOS主体だから、今回はあまり意味が無いかな。

 どちらにせよ、レーザー兵器を運用するにはAstraeusのエネルギー容量だと直ぐに息切れを起こす。一方のDeimosは燃費の悪い火器が無いので、各タレットがフル稼働したとしても息切れを起こす心配は多分無い。


 左右だけでなく、艦体を貫いて正面にも撃てるのは優秀なんだけどね。
 とかなんとか書いたけど、そもそもOOSの処理でエネルギーの消費が関わってるのか本人はよく分かってないです。

 もしAstraeusにご自身が搭乗されて使用することを検討されている方は、こういう特徴があるよという参考程度にどうぞ。


候補みっつめ



Teladi-M7 Shrike


 
 日誌の方では随分ご無沙汰しているけど、サルベージが忙しいときにDaedlausの僚艦として仕事を分担したり、数機の戦闘機を回収する程度の時はDaedlausではなくShrikeの方に動いてもらっている。

 そのShrikeを他のM7と比較してみると、あらら意外と速度が出てたのね。Teladiの船は総じて遅いと固定概念もっててごめんなさいShrike。

 主砲に対艦向きのIBLを搭載できるものの、いざ実際に使ってみるとすんごく燃費が悪かった。
 Shrikeのエネルギー容量では扱いきれる火器ではないので、slotを減らすかFBLに変えるか、何にしても妥協する必要がある。
 仮に主砲をIBLではなくFBLにした場合、傾向はDeimosとほぼ同じになるね。

候補よっつめ


Boron-M7 Coelacanth


 APでCoelacanthを初めて見たとき、ネーチャンが「コーラキャン、コーラキャン」って言うもんだから、「Coelacanthって何だろう、キューカンバーみたいなものなのかな」と思っていました。それから暫くのち、気になって調べみると「シーラカンス」の事でした。言葉の壁って厚い。

 船の性能は概ね他のM7と同じだね。これまで挙げてきた船と比べるとシールドが1GJ減るけど、その代わり艦載できる機体の数は28に大きく増量。

 正面のタレットが削ぎ落とされ、代わりに腹部が4門に。他の種族の船と違うユニークな構成だね。
 この世界の船は艦列も組まず各々好き放題に飛ぶので、NPC同士が正面向き合って撃つ事なんて最初ぐらい。なのでこういう構成の方が、いっそ効果的かも。
 
 左右のレーザーは後方にも照射可。
 尻が弱い戦闘艦は珍しくないので、戦闘機につかれてもレーザーで応酬できるのは強みか。
 エネルギー容量が低いけど、レーザーは2門ずつなのでAstraeusほど深刻に捉えなくて良いかな。


候補いつつめ

 これで最後。

Split-M7 ぱんつ

 ぱんつはDeimosと並んで、TC時代のM7軽空母の代表格だよ。
 TC時代は32機の戦闘機を格納できる上に、Split艦らしからぬシールドの厚さとそこそこ対艦能力も兼ね備えていた。さすがに他のM7の立場を喰い過ぎている節があったため、XRMではかなりnerfされて空母としての性格を色濃くしたみたいだね。
 
 ご覧の通り、対艦能力は皆無に近くなった。
 だけどタレットの総数はこれまで挙げてきた船のなかでも多い方だし、戦闘機を迎撃する上で優秀なレーザー兵器であるPALCを搭載できる。大型艦相手には力不足なものの、戦闘機相手には申し分ない迎撃能力を有しているね。

 シールドはこれまで見てきた船のなかで最も低いけど、例によって対艦能力は特に求めていないので1GJ*3基あれば十分だと思うよ。

まとめ

 どれか1隻を選べと言われたら、結局TC時代と変わらずDeimosかPantherのどちらかを選ぶことになるかな。1部隊に10機以上の戦闘機を組み入れる場合はハンガーの多いPantherに、数機程度であればシールドが厚くバランスに優れたDeimosに軍配を上げる。
 
 もしISでの運用も視野に含めたら、AstraeusやCoelacanthも良い。
 Shrikeは今まで通りサルベージ艇としての運用が適切か。

 結論はこんなところ。何にしても、色々選べるってのは夢が広がって本当に素晴らしいことだね。
 買いたい船をカタログ見ながらアレコレ考えるのは至福の時間だよ。


つづく。 

2 コメント:

匿名 さんのコメント...

Astraeusは適当にスペック見るだけだと超万能艦に見えるんですよね。
豊富な艦載能力、強力な主砲、十分な速度とシールドetc…

実際使ってみると、燃費の悪さに驚愕し、CPUの使うレーザー兵器の残念さに涙する訳ですが。
この艦を使って以来レーザー容量も気にするようになりました。

watsan さんのコメント...

コメントありがとうございます。
私も大型の戦闘艦がエネルギー切れを起こすというのが、
XRM導入以前の記憶だと考えられないことだったので衝撃でした。

長射程+高威力、高燃費のPBCやFBCを搭載できる勢力のM7は
DMBCやTBCのソレに比べて割を食ってる感はありますね。
AIに委ねる船に関しては、搭載させておくべきなのかよく悩みます。

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