X3:AP チュートリアルB06 ―ISとOOS

RTSのはじまりはじまり

インセクターとアウトオブセクター

 X3では、プレイヤーがいるセクター(in Sector、以下ISと略)とそれ以外のセクター(Out of Sector、以下OOSと略)とで処理が異なります。簡単に言えばOOSの処理はISに比べ簡略化されており、そのためにISとOOSとで戦闘の結果などが異なる場合も有り得ます。
 OOSの特徴については知っておくと役に立つ面もあるので、このページではOOSについて説明します。

OOSの特徴

・オブジェクト同士の衝突判定が無い
 船同士が重なってもぶつかりません(沈みません)。
 ISだと、往来の激しいセクターのゲート前は混雑していることが多いですが、OOSではゲートへ入る際にルートの調整をする必要もなく、順番待ちをすることもないのですんなり行き来ができます。

 前線に大型艦を投入する際は、先行させてゲートから離した後でプレイヤーも同じセクターに入れば、ゲート付近で発生しやすい衝突事故を防ぐことができます。

・FFが無い
 衝突判定が無いので、FFも発生しません。

・Valhallaもゲートをくぐることができる
 その巨体のためにISではゲートをくぐろうとすると轟沈してしまうValhallaも、OOSでは難なく通ることができます。

・ISの環境下よりもステーションや空母へ素早く入港・着艦できる
 通常、オートパイロットによるステーションへのドッキングでは速度を調整しながらガイドビーコンのルートに入り、それから徐行をしながら入港します。
 OOSの場合は、ステーションの「座標」に重なるだけでドッキングが完了するため、ドッキング時に減速することもありません。空母へ着艦する際も同様です。


 例えば画像に映っているシップヤードに船を送った場合、ご覧の通りISだと迂回してから入港します。対してOOSの場合は入港時に位置を調整する必要がないので、そのままシップヤードまで直進します。
 ステーションに速くドッキングさせたい時は、プレイヤーは他のセクターに退去した方が効果的です。 

・OOSではラウンド制の戦闘になる
 ISにおける戦闘では両者の位置取りも勝敗に関わってきますが、OOSでは両者の火力/防御力が大きく影響します。詳しいルールは「X3:Terran Conflict Wiki Japan」で有志が解説して下さっているので、そちらをご覧下さい。

  X3:Terran Conflict Wiki Japan ―IS,OOS
   http://x3tc.nefilm.net/index.php?System%2FIS%2COOS 


OOSを活用する

 プレイヤーの戦力が大きくなれば、M7やM2などの大型艦を戦場に投入する機会も出てきます。 その際に最も怖いのは、大型艦がゲートアウトした直後に発生しやすい衝突事故による爆沈です。
 「船がゲートアウトする→直後に別の船がゲートアウトする→合体→爆沈」というパターンは、ArgonとTerranが熾烈な戦いを繰り広げる最前線の宙域などでしばしば見かけます。大型艦が頻繁に出現するセクターでは、プレイヤーも惨事に巻き込まれることが珍しくありません。

 なので、そうした前線に大型艦を飛ばす際は先ずプレイヤーよりも先に大型艦を向かわせた方が賢明です。船がゲートから離れた後にプレイヤーも飛ぶことで、ゲート付近の不幸な事故は概ね回避できます。

 鹵獲機の回収時も、安全が確保できているならプレイヤーは極力退去してOOSにした方が迅速に進みます。回収に時間をかけ過ぎると新手が現れかねないので、必要な指示が済んだらプレイヤーは他所のセクターから見守った方が良いことも多いです。 

 「OOSを活用する」 と仰々しく書いたものの、要するにOOS環境下でのオブジェクト同士の衝突判定が無いことを利用するというシンプルな話ですね。この点だけでも憶えておくと、この先色々な機会で役に立つと思います。

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